
たまにはストレートでと思い撮影してみたらただの神だった
「たまにはストレートで撮影してみようか。」
その時僕の中のイメージはシャンプーのCMだった。
「産まれたての髪」みたいなイメージ。
やはり世の男どもはなんだかんだ言ってもサラサラストレートに憧れるものだ。
そんな気持ちでカメラを手にした。
どうもこんにちは。
美髪伝道師伊藤です。
Gigiの専属サロモであるみくちゃん。
いつ見ても可愛い。
彼女がサロモでなければ…と何度思ったことだろう。
…
誤解を招く方もいるだろうから一応弁解しておくが、本当はそんなつもりは全くない。
そう言っておけば面白くなるから言っているだけだ。
しかし不思議なもので弁解したら余計に嘘っぽく聞こえてしまうのは何故だろうか。
この日生憎の雨だった。
本来ならば外で、道路の真ん中で座り込んでもらって撮るはずだった。
イメージは完璧にできていたのに。
なので残念ながら室内で撮ることにした。
完全にノープランだった。
ノープランだったが手は勝手に動く。
気が付けばサラサラストレートにしていた。
口も勝手に動く。
「たまにはストレートで撮影してみようか。」
それと同時にイメージは降りてきた。
冒頭にもある「シャンプーのCM」「産まれたての髪」だった。
早速カメラを手にし、撮影を始めた。
彼女は僕がどういう写真を撮りたいかわかっている。
流石だ。
僕たち美容師とサロモの間には意思疎通が大切だ。
カメラを向ければ一瞬で変わる表情よ。
これは…
神…かな…
神なのかな…
うむ。
イメージ通りだった。
いや、イメージをも通り越してただの神だった。
うん。産まれたて。
今すぐ抱きしめたい衝動に駆られたがそこは理性を保って我慢した。
神を抱きしめるわけにはいかない。
天罰をくらってしまうであろう。
もう神だったので撮影は満足だったが、この後スタイルを変えてまた撮影した。
それはまた後日。
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